- 1. はじめに:冬キャンプ最大の敵「凍える水仕事」を克服せよ
- 2. TEMRES(テムレス)の正体:なぜ世界中のキャンパーが愛用するのか
- 3. 【スペック比較】TEMRES シリーズ全 4 モデルの性能一覧表
- 4. 感動のテクノロジー:-60 ℃ でも柔らかく「蒸れない」秘密
- 5. 【サイズ徹底解説】失敗しないための計測方法とフィット感比較表
- 6. キャンプでの活用シーン:洗い物から設営、撤収までこれ 1 双で完結
- 7. 【性能検証】TEMRES vs 一般的な防水グローブ 徹底比較表
- 8. デメリットも知っておきたい:購入前にチェックすべき注意点
- 9. 【メンテナンス】10 倍長持ちさせるための保管・お手入れガイド表
- 10. まとめ:TEMRES は冬キャンプの質を劇的に変える魔法の装備
1. はじめに:冬キャンプ最大の敵「凍える水仕事」を克服せよ

冬のキャンプ場で最も辛い瞬間は、焚き火の終わりでも朝の寒さでもありません。
それは、食事の後の「冷たい水での洗い物」ではないでしょうか。
指先が痛くなるほどの冷たさは、楽しかったキャンプの思い出を削り取ってしまいます。
そんな「冬キャンプの苦痛」を、一瞬で「感動」に変えてくれるギアが存在します。
それが、今回詳しくご紹介する防水透湿手袋「TEMRES(テムレス)」です。
「水が冷たくない」というだけで、冬のフィールドワークは驚くほど快適になります。
本記事では、プロのライターが TEMRES の魅力を論理的かつ徹底的に解説します。
初心者の方はもちろん、道具選びに妥協したくないベテランの方も必見の内容です。
この記事を読み終える頃には、あなたの冬キャンプに TEMRES が欠かせない存在になっているはずです。
2. TEMRES(テムレス)の正体:なぜ世界中のキャンパーが愛用するのか
TEMRES は、日本の老舗手袋メーカーである「ショーワグローブ株式会社」の製品です。
元々は農業や水産業のプロ向けに開発された、究極の作業用手袋でした。
その驚異的な機能性が、過酷な環境に身を置く登山家やキャンパーの目に留まったのです。
最大の特徴は、独自のポリウレタン製コーティングによる「透湿防水機能」です。
外からの浸水を完璧に防ぎながら、手汗による湿気だけを外に逃がしてくれます。
この「手が蒸れない」という特性が、ブランド名の由来にもなっています。
現在は、アウトドアシーンに馴染むブラックカラーの「TEMRES オリーブ」なども展開されています。
プロ品質の機能性と、アウトドアギアとしてのデザイン性が融合した唯一無二の存在です。
それでは、具体的にどのようなラインナップがあるのか見ていきましょう。
3. 【スペック比較】TEMRES シリーズ全 4 モデルの性能一覧表
TEMRES には、主に「ブルー」の作業用ラインと「ブラック」のアウトドアラインがあります。
それぞれの特徴を、キャンプでの実用性を踏まえて比較表にまとめました。
| 項目 | TEMRES 281 | TEMRES 282 | TEMRES 01winter | TEMRES 02winter |
| カラー | ブルー | ブルー | ブラック | ブラック |
| 裏起毛 | 無し | 有り(ボア) | 有り(ボア) | 有り(ボア) |
| カフ(袖口) | 標準 | 標準 | 標準 | ドローコード付 |
| 主な季節 | 春・夏・秋 | 秋・冬 | 冬(メイン) | 冬(積雪期) |
| 参考重量 (L) | 約 22 グラム | 約 45 グラム | 約 45 グラム | 約 65 グラム |
| 防水性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 操作性 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| モデル | 素材 (コーティング) | 素材 (繊維) | 滑り止め加工 | 耐寒温度 |
| 281 | ポリウレタン | ナイロン・ポリウレタン | 粒子状プレス加工 | 非公表 |
| 282 | ポリウレタン | アクリル・ポリウレタン | 粒子状プレス加工 | -60 ℃ |
| 01winter | ポリウレタン | アクリル・ポリウレタン | 粒子状プレス加工 | -60 ℃ |
| 02winter | ポリウレタン | アクリル・ポリウレタン | 粒子状プレス加工 | -60 ℃ |
4. 感動のテクノロジー:-60 ℃ でも柔らかく「蒸れない」秘密
氷点下でも損なわれない驚異の柔軟性

一般的なゴム手袋や PVC(塩化ビニール)製の手袋は、寒くなると硬化してしまいます。
しかし TEMRES は、マイナス 60 ℃ の環境下でも柔らかさを保つ特殊な配合を採用しています。
この柔軟性こそが、冬のキャンプ場でもストレスなく作業ができる最大の理由です。
蒸れを逃がす特殊コーティング

手袋内部が汗で湿ると、その水分が冷えて「汗冷え」を引き起こします。
TEMRES はポリウレタンの膜に微細な穴を開けることで、水滴を通さず湿気だけを通します。
洗い物を終えた後も、内部はサラサラとした快適な状態が維持されます。
確かなグリップ力と軽量設計

表面の特殊な粒子加工が、水に濡れた状態でも強力なグリップ力を発揮します。
キャンプでの重い鍋や、滑りやすいシェラカップも安心して洗うことができます。
さらに、他の防寒グローブと比べても圧倒的に軽く、装着による疲労がほとんどありません。
5. 【サイズ徹底解説】失敗しないための計測方法とフィット感比較表
TEMRES を快適に使うためには、サイズ選びが非常に重要です。
特に裏起毛があるモデルは、サイズ選びを間違えると窮屈に感じたり、逆に脱げやすくなったりします。
以下のサイズ表を参考に、ご自身の手のサイズを確認してください。
| サイズ | 全長 | 手のひらまわり | 中指の長さ | 推奨される方 |
| M | 27.0 センチ | 20.0 センチ | 7.2 センチ | 女性・手の小さい男性 |
| L | 27.0 センチ | 22.0 センチ | 7.8 センチ | 標準的な体格の男性 |
| LL | 28.0 センチ | 24.0 センチ | 8.3 センチ | 手が大きめ・インナー併用 |
| 3L | 30.0 センチ | 28.0 センチ | 9.0 センチ | 厚手インナー併用・ゆとり重視 |
| 装着スタイル | 最適なサイズ選びの考え方 |
| 素手で着用 | 表の数値通りのジャストサイズを選択 |
| 薄手インナー併用 | 表より 1 サイズアップを推奨 |
| 厚手インナー併用 | 表より 2 サイズアップを推奨 |
冬キャンプでは、メリノウールなどの薄手インナーを中に着込むのがプロの鉄則です。
そのため、普段お使いの手袋よりも「1 サイズ上」を選ぶと、失敗が少なくなります。
6. キャンプでの活用シーン:洗い物から設営、撤収までこれ 1 双で完結
冷水での洗い物

TEMRES が最も真価を発揮する場面です。
洗剤を使っても手が荒れず、冷たさを完全にシャットアウトします。
指先が冷えないため、細かい油汚れも丁寧に落とすことができます。
濡れた薪の運搬やペグ打ち

冬の朝、霜で濡れた薪や地面を触る際にも TEMRES は活躍します。
完全防水なので、グローブが水を吸って重くなることがありません。
また、適度な厚みがあるため、軽い作業であれば怪我防止のプロテクト効果も期待できます。
撤収時の結露拭き

テントやタープに付着した大量の結露を拭き取る作業は、冬キャンプの難所です。
TEMRES を装着していれば、冷たい水が袖口から伝う不快感を防げます。
特に 02winter モデルなら、袖口を絞ることで水の侵入を完璧に防御可能です。
7. 【性能検証】TEMRES vs 一般的な防水グローブ 徹底比較表
TEMRES がいかに優れたバランスを持っているか、他社製品と比較検証しました。
| 比較項目 | TEMRES (01winter) | 一般用ゴム手袋 (厚手) | レザー防水グローブ | 登山用 3 層グローブ |
| 実勢価格 | 約 2,200 円 | 約 500 円 | 約 8,000 円 | 約 25,000 円 |
| 防水性能 | ◎ (完全防水) | ◎ (完全防水) | 〇 (撥水寄り) | ◎ (完全防水) |
| 透湿性能 | ◎ (蒸れにくい) | × (蒸れる) | △ (蒸れやすい) | ◎ (蒸れにくい) |
| 耐寒性 | ◎ (-60 ℃) | △ (硬化する) | 〇 (適度) | ◎ (高い) |
| 操作性 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| コスパ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
この比較からわかる通り、TEMRES は「低価格ながら高級登山グローブに匹敵する性能」を持っています。
ハードな登山ではなく、キャンプでの使用であれば、TEMRES こそが最適解と言えるでしょう。
8. デメリットも知っておきたい:購入前にチェックすべき注意点
完璧に見える TEMRES にも、キャンプで使用する上でいくつか注意すべき点があります。
- 火気には非常に弱いポリウレタン製のため、焚き火や薪ストーブの熱には無力です。火の粉が飛ぶと一瞬で穴が開くため、調理や焚き火の際は革手袋に履き替えましょう。
- 見た目が「作業用」に寄っているブラックモデルが登場したとはいえ、フォルムはやはりプロの作業用です。おしゃれを最優先したいスタイルには、少し武骨すぎるかもしれません。
- 内側のボアが濡れると乾きにくいもし袖口から水が入ってしまうと、裏起毛が水分を吸ってしまいます。一度濡れると乾燥に時間がかかるため、浸水には細心の注意が必要です。
9. 【メンテナンス】10 倍長持ちさせるための保管・お手入れガイド表
TEMRES を清潔に、そして長く使うためのメンテナンス方法をまとめました。
| ステップ | 作業内容 | 注意点 |
| ① 洗浄 | 表面を真水または中性洗剤で洗う | 強力な溶剤やベンジンは使用禁止 |
| ② 乾燥 | 風通しの良い日陰で吊るし干し | 直射日光、ドライヤーは厳禁 |
| ③ 裏返し | 必要に応じて裏返して内部を乾燥 | 強引に裏返すと破れる恐れあり |
| ④ 保管 | 高温多湿を避け、冷暗所に置く | 車内放置は劣化を早めるため避ける |
| 劣化のサイン | 対処法 |
| 表面のひび割れ | 寿命です。防水性が失われているため買い替えましょう。 |
| 内部の臭い | アルコールスプレーで除菌し、完全に乾燥させます。 |
| コーティングの剥がれ | 鋭利なものに引っ掛けた場合、補修は困難です。 |
10. まとめ:TEMRES は冬キャンプの質を劇的に変える魔法の装備

「水が冷たくない」という体験は、冬キャンプのストレスを根本から取り除いてくれます。
TEMRES は、その圧倒的な機能性とコストパフォーマンスで、キャンパーの救世主となりました。
氷点下でも柔らかい操作性と、汗を逃がす透湿性は、一度使えば手放せなくなることでしょう。
たった 2,000 円 前後の投資で、あなたの冬キャンプはもっと自由で楽しいものになります。
まだ TEMRES を試したことがない方は、ぜひ今シーズンの装備に加えてみてください。
きっと、洗い場の前で「もっと早く買えばよかった」と感動するはずです。
冬の美しい景色を、温かい手のままで楽しみましょう!


