「キャンプ楽しそう!」と思って道具を揃えたものの、一番の難関がテント設営。
「説明書を見てもよくわからない」「強風でテントが飛ばされそうになった」といった経験から、テント設営に苦手意識を持っている人もいるのではないでしょうか。
でも、安心してください!テント設営はちょっとしたコツさえつかめば、誰でも簡単にできるようになります。今回は、初心者キャンパーさんでも失敗しないテント設営のコツを解説します。
設営の前に知っておきたいこと
設営場所の選定
まずはテントを立てる場所選びが肝心です。

- 平らな場所を選ぶ: デコボコした場所では寝心地が悪くなります。できるだけ石や木の根がない、平らな場所を選びましょう。
- 水はけの良い場所を選ぶ: 雨が降ったときに水たまりになりそうな場所は避けてください。少し高くなっている場所や、砂利が敷いてある場所がおすすめです。
- 風向きを考える: 強風をまともに受けると、テントが煽られて設営しにくくなります。林の中や、風を遮ってくれるものがある場所を探しましょう。
事前の予行練習
キャンプ当日、いきなり本番を迎えるのは不安ですよね。
キャンプに行く前に、一度、家の庭や公園などでテントを立てる練習をしてみましょう。練習しておくことで、部品の名称や手順を把握でき、本番で慌てずに済みます。
設営のコツ:4つのステップ
テント設営は、主に以下の4つのステップで進めていきます。
ステップ1:グランドシートを敷く

まず、地面にグランドシートを敷きます。グランドシートはテントの底を守り、地面からの湿気を防ぐ役割があります。 グランドシートの大きさはテントよりも一回り小さいものを選びましょう。グランドシートがテントからはみ出ていると、雨が降ったときに水が溜まり、テントの底面が濡れてしまう原因になります。
ステップ2:テント本体を広げてポールを通す

次に、テント本体をグランドシートの上に広げ、テントの説明書に従ってポールを組み立て、テントのポールを通すスリーブ(穴)に通します。このとき、ポールを無理に押し込むのではなく、ガイドに沿ってゆっくりと通していくのがポイントです。
ポールを通し終えたら、ポールを立ち上げてテントの形を作ります。
ステップ3:ペグを打ち込む

テントの形ができたら、四隅にペグを打ち込み、地面にしっかりと固定します。 ペグを打つ際は、地面に対して約60度の角度で、ロープを引っ張る方向とは反対側に倒すように打ち込むのが基本です。こうすることで、ペグが抜けにくくなり、風にも強くなります。
ステップ4:フライシートをかぶせて完成

最後に、テント本体の上にフライシートをかぶせます。フライシートは、雨や風、紫外線からテントを守ってくれる大切なパーツです。 フライシートをかぶせて完成したキャンプテントのイラスト テント本体とフライシートの前後を間違えないように注意しましょう。フライシートをかけたら、フライシートのペグもすべて打ち込み、ロープ(張り綱)をしっかり張って固定します。ロープを張ることで、テントが風に煽られにくくなり、雨が降っても水が溜まりにくくなります。
これだけは持っておきたい!便利アイテム
ペグハンマー: ペグを打ち込むときに便利です。プラスチック製のペグハンマーよりも重みがあり、少ない力で打ち込めます。
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軍手: ポールを扱う際や、ペグを打つ際に手を保護できます。焚火の時にも重宝します
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予備のペグ・ロープ: 強風でペグが抜けたり、ロープが切れたりすることも。万が一に備えて、多めに持っていくと安心です。
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最後に
テント設営は、手順とポイントを押さえれば、誰でもスムーズにできるようになります。
まずは、設営の予行練習から始めてみましょう。回数を重ねるごとに、きっとテント設営が楽しくなりますよ。
次回のキャンプでは、ぜひ今日ご紹介したコツを試してみてくださいね!