「キャンプの夜って、ランタンの灯りがあると雰囲気がぐっと良くなりますよね」
「でも、いざ選ぼうとすると種類が多すぎて、どれが自分に合っているのか分からない…」
最近キャンプを始めたばかりのあなたは、こんな風に悩んでいませんか?
特に、ガスやガソリンを燃料とするランタンは「なんだか取り扱いが難しそう」「火を使うのは少し怖いな」と感じる方も多いはずです。
この記事では、そんなキャンプ初心者の方に向けて、安全で扱いやすく、しかもサイトをおしゃれに彩ってくれるおすすめのランタンを厳選してご紹介します。
結論から言うと、最初の一個として選ぶなら、火を使わない「LEDランタン」が圧倒的におすすめです。
この記事を最後まで読めば、なぜLEDランタンが初心者にとって最適なのかが分かり、たくさんの製品の中から自分にぴったりの一台を見つけられるようになります。
さあ、あなただけの特別なランタンを見つけて、忘れられないキャンプの夜を演出しませんか?
- なぜ初心者にはLEDランタンがおすすめなの?火を使わない3つのメリット
- 後悔しない!キャンプ初心者のランタン選び5つのチェックポイント
- 【2025年最新】キャンプ初心者におすすめのLEDランタン12選|シーン別にご紹介
- 【番外編】いつかは挑戦したい!雰囲気重視の燃料式ランタン3選
- もっとキャンプが快適に!ランタンと揃えたい便利グッズ
- 初心者が知っておくべきランタンの安全な使い方と注意点
- キャンプ用ランタンに関するよくある質問(Q&A)
- まとめ:お気に入りのランタンで、忘れられないキャンプの夜を
なぜ初心者にはLEDランタンがおすすめなの?火を使わない3つのメリット
数あるランタンの中で、なぜキャンプ初心者には特にLEDランタンが推奨されるのでしょうか。
その最大の理由は、燃料式ランタンと違って「火を使わない」という点にあります。
この「火を使わない」という特徴が、初心者にとって計り知れない安心感と手軽さをもたらしてくれるのです。
ここでは、LEDランタンが持つ3つの大きなメリットを具体的に解説していきます。
メリット1:圧倒的に安全!テント内でも使えて火事・やけどの心配なし
キャンプで最も注意したいことの一つが、火の取り扱いです。
燃料式ランタンは、使い方を誤ると火災ややけど、特にテント内など換気の悪い場所では一酸化炭素中毒といった深刻な事故につながる危険性があります。
その点、LEDランタンは火を一切使わないため、これらのリスクがありません。
本体が熱くなりにくく、万が一倒してしまっても安心です。
小さなお子様やペットがいるファミリーキャンプでも、気兼ねなく使えるのは最大のメリットと言えるでしょう。
メリッ2:操作がとにかく簡単!スイッチひとつですぐに点灯
ガソリンランタンの「ポンピング」という加圧作業や、ガスランタンの「マントル」という部品の取り付けなど、燃料式ランタンには初心者にとって少しハードルの高い作業が伴います。
しかし、LEDランタンの操作は非常にシンプルです。
基本的にはスイッチを入れるだけで、誰でもすぐに明かりを灯すことができます。
テントの設営や食事の準備で何かと忙しいキャンプにおいて、この手軽さは非常に大きな魅力です。
余計な手間をかけずに、スマートにサイトを照らすことができます。
メリット3:デザインが豊富でおしゃれ!SNS映えも狙える
最近のキャンプでは、機能性だけでなく「サイトをおしゃれに飾りたい」というニーズも高まっています。
LEDランタンは、そんな思いにも応えてくれるデザイン性の高いモデルが非常に豊富です。
まるで本物の炎のように光が揺らめくモデルや、アンティークなオイルランタンを模したレトロなデザイン、温かみのある木目調のモデルなど、選択肢は多岐にわたります。
自分のキャンプギアやテントの色に合わせてコーディネートする楽しみもあります。
お気に入りのランタンは、あなたのキャンプサイトを一層素敵に演出し、SNS映えする一枚を撮るための最高の小道具にもなってくれるはずです。
後悔しない!キャンプ初心者のランタン選び5つのチェックポイント
LEDランタンの魅力をご理解いただけたところで、次は具体的に製品を選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
たくさんのモデルの中から自分に最適な一台を見つけるために、以下の5つのポイントをチェックすることをおすすめします。
- ①利用シーンで選ぶ「明るさ(ルーメン)」
- ②一泊二日を基準に「連続点灯時間」をチェック
- ③光の色や明るさを変えられる「調光・調色機能」
- ④急な雨でも安心!「防水性能(IPX4以上)」
- ⑤スマホも充電できる「モバイルバッテリー機能」
①利用シーンで選ぶ「明るさ(ルーメン)」
ランタンの明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表されます。
この数値が大きいほど明るくなりますが、ただ明るければ良いというわけではありません。
キャンプでの使い方に合わせて、適切な明るさのランタンを選ぶことが大切です。
用途 | 役割 | 明るさの目安 |
---|---|---|
メインランタン | サイト全体を照らし、安全を確保する | 1000ルーメン以上 |
サブランタン(テーブル用) | 食卓や手元を明るく照らす | 300~500ルーメン |
テント内ランタン | テント内での着替えや読書に使う | 100~300ルーメン |
まず、夜間の活動スペース全体を照らす「メインランタン」は、1000ルーメン以上のパワフルなモデルがおすすめです。
次に、テーブルの上を照らして食事や団らんを楽しむ「サブランタン」は、300ルーメン程度あれば十分でしょう。
そして、テントの中で使うランタンは、明るすぎると眩しく感じるため、100ルーメン程度の優しい光が適しています。
②一泊二日を基準に「連続点灯時間」をチェック
キャンプでは、夕方から就寝するまでの間、ランタンをつけっぱなしにすることがほとんどです。
そのため、一晩中もつだけの「連続点灯時間」があるかどうかは非常に重要なポイントになります。
具体的には、夜間の活動時間を考慮し、少なくとも7時間から8時間以上は連続で点灯できるモデルを選ぶと安心です。
製品によっては、明るさのモード(High/Lowなど)によって点灯時間が大きく変わるので、スペックをしっかり確認しましょう。
充電式の場合は予備のモバイルバッテリーを、乾電池式の場合は予備の電池を持っていくと、万が一の時も安心です。
③光の色や明るさを変えられる「調光・調色機能」
より快適なキャンプ空間を演出したいなら、「調光」と「調色」機能が付いたモデルがおすすめです。
- 調光機能: 光の明るさを無段階または段階的に調整できる機能。
- 調色機能: 光の色味を白っぽい光(昼白色)からオレンジっぽい光(電球色)まで変更できる機能。
例えば、食事の準備や片付けの際には明るい「昼白色」に、食後にリラックスして語り合う時間には温かみのある「電球色」にするなど、シーンに合わせて光を使い分けることができます。
この機能があれば、ランタン一つで様々な雰囲気を楽しむことができ、キャンプの質がぐっと上がります。
④急な雨でも安心!「防水性能(IPX4以上)」
山の天気は変わりやすいもの。
キャンプ中に突然の雨に見舞われることも少なくありません。
そんな時でも安心して使えるように、ランタンの防水性能もチェックしておきましょう。
防水性能は「IPX」という等級で示され、目安として「IPX4」以上の製品を選ぶことをおすすめします。
IPX4は「あらゆる方向からの水の飛沫を防ぐ」レベルの防水性能で、生活防水とも呼ばれます。
この基準をクリアしていれば、多少の雨に濡れても故障の心配が少なく、屋外で安心して使用できます。
⑤スマホも充電できる「モバイルバッテリー機能」
最近のLEDランタンの中には、USB出力ポートを備え、スマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリー機能を搭載したモデルが増えています。
キャンプサイトには電源がないことも多く、スマートフォンのバッテリー切れは死活問題になりかねません。
ランタンがモバイルバッテリーの役割も兼ねてくれれば、荷物を一つ減らすことができ、非常に便利です。
特に、荷物をコンパクトにまとめたい方にとっては、見逃せない機能と言えるでしょう。
【2025年最新】キャンプ初心者におすすめのLEDランタン12選|シーン別にご紹介
ここからは、先ほど解説した選び方のポイントを踏まえ、キャンプ初心者の方に心からおすすめできるLEDランタンを12個、利用シーン別に厳選してご紹介します。
定番の人気モデルから、デザイン性に優れたおしゃれなモデルまで幅広く集めましたので、きっとお気に入りの一台が見つかるはずです。
《メインランタン向け》サイト全体をパワフルに照らす高輝度モデル4選
夜のキャンプサイトを隅々まで明るく照らし、安全と快適さを確保してくれるメインランタン。1000ルーメン以上の大光量が頼りになります。
製品名 | 明るさ | 連続点灯時間 | 電源方式 |
---|---|---|---|
ジェントス EX-1300D | 1300ルーメン | 約7~260時間 | 単1形乾電池×4本 |
コールマン クアッドマルチパネルランタン | 800ルーメン | 約20~400時間 | 単1形乾電池×4本または8本 |
ルーメナープラス | 1800ルーメン | 約12~200時間 | 充電式(リチウムイオン) |
ロゴス パワーストックランタン2300・フルコンプリート | 1300ルーメン | 約10~360時間 | 充電式(リチウムイオン) |
1. ジェントス EX-1300D

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圧倒的な明るさと信頼性で、多くのキャンパーから支持される定番モデルです。
3色の調色機能と無段階の調光機能を備え、シーンに合わせた光の演出が可能。
キャンドルモードでは、まるで本物の炎のように光が揺らぎ、癒やしの空間を作り出します。
2. コールマン クアッドマルチパネルランタン

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4つの発光パネルが取り外し可能というユニークな構造が特徴です。
サイト全体を照らすのはもちろん、パネルを外してテント内やトイレへの移動時の持ち運び用ライトとしても使え、一台で何役もこなす万能さが魅力です。
3. ルーメナープラス

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コンパクトなボディからは想像もつかないほどのパワフルな光を放ちます。
最大1800ルーメンという圧倒的な明るさを誇りながら、モバイルバッテリー機能も搭載。
デザインも洗練されており、機能性とスタイリッシュさを両立したい方におすすめです。
4. ロゴス パワーストックランタン2300・フルコンプリート

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大容量バッテリーを搭載し、スマートフォンの約8台分もの充電が可能なパワフルモデル。
強力なマグネット付きで、車のボディなどにも固定できます。
災害時の備えとしても非常に頼りになる一台です。
《サブランタン向け》テーブルやテント内で活躍する万能モデル4選
食事の時間を彩ったり、テント内でのんびり過ごしたり。様々なシーンで手軽に使えるサブランタンは、キャンプの快適性を大きく左右します。
製品名 | 明るさ | 連続点灯時間 | 電源方式 |
---|---|---|---|
コールマン バッテリーガードLEDランタン/600 | 600ルーメン | 約30~200時間 | 単1形乾電池×3本 |
スノーピーク たねほおずき | 60ルーメン | 約40~70時間 | 単4形乾電池×3本 |
Goal Zero LIGHTHOUSE micro FLASH | 150ルーメン | 約7~170時間 | 充電式(リチウムイオン) |
5050WORKSHOP MINIMALIGHT | 250ルーメン | 約9~13時間 | 充電式(リチウムイオン) |
1. コールマン バッテリーガードLEDランタン/600

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消灯時の過放電を防ぎ、電池を長持ちさせる「バッテリーガード」機能を搭載。
温かみのあるウォームカラーの光で、食卓やテント内を優しく照らします。
シンプルで扱いやすく、まさに初心者のためのモデルと言えます。
2. スノーピーク たねほおずき

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手のひらサイズの可愛らしいデザインが魅力。
マグネット式のループで、テントの生地やタープなど、好きな場所に簡単に吊り下げることができます。
音に反応して光が揺らぐ「ゆらぎモード」も搭載しており、遊び心満載です。
3. Goal Zero LIGHTHOUSE micro FLASH

コンパクトさと多機能性で、ソロキャンパーを中心に絶大な人気を誇るモデルです。
ランタン機能に加え、懐中電灯としても使える2in1仕様。
小さいながらも最大150ルーメンと十分な明るさを確保できます。
4. 5050WORKSHOP MINIMALIGHT

![]() | 価格:2730円 |

こちらもランタンと懐中電灯の2WAYで使えるコンパクトライト。
温かみのある電球色と、明るい白色の切り替えが可能です。
スタイリッシュなデザインで、カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいポイントです。
《雰囲気づくりに》SNS映えも抜群!おしゃれなデザインモデル4選
機能性はもちろん、見た目にもこだわりたい。そんなあなたには、サイトの主役にもなれるデザイン性の高いランタンがおすすめです。
製品名 | 明るさ | 連続点灯時間 | 電源方式 |
---|---|---|---|
バルミューダ The Lantern | 195ルーメン | 約3~50時間 | 充電式(リチウムイオン) |
ベアボーンズ レイルロードランタンLED | 200ルーメン | 約3.5~100時間 | 充電式(リチウムイオン) |
ロゴス Bamboo ゆらめき・コテージランタン | 188ルーメン | 約18~500時間 | 充電式+乾電池 |
クレイモア CLAYMORE Cabin | 500ルーメン | 約6~55時間 | 充電式(リチウムイオン) |
1. バルミューダ The Lantern

![]() | 価格:15950円 |

洗練されたデザインで人気の家電ブランド「バルミューダ」が手がけるLEDランタン。
キャンドルのように揺らめく光から、読書灯にもなる温白色の光まで、ダイヤル一つで調整可能。
置くだけで空間がおしゃれになる、魔法のようなアイテムです。
2. ベアボーンズ レイルロードランタンLED

![]() | 価格:7160円~ |

戦前の北米鉄道で使われていたレイルロードランタンをモチーフにした、クラシカルなデザインが魅力。
エジソン球タイプのLEDを採用し、アンティークな雰囲気を演出します。
スチール製のボディは重厚感があり、サイトに風格を与えてくれます。
3. ロゴス Bamboo ゆらめき・コテージランタン

![]() | 価格:10560円 |

ボディに竹素材を使用した、ナチュラルな風合いが特徴のランタンです。
ロウソクの炎のようにゆらめく「ゆらめきモード」を搭載しており、癒やしの空間を演出。
充電式と乾電池式の両方に対応しているのも便利なポイントです。
4. クレイモア CLAYMORE Cabin

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どこか懐かしいガスランプのようなデザインが特徴的。
4段階の調光と3色の調色が可能で、機能性も十分です。
専用のハードケースが付属しており、持ち運びにも配慮されています。
【番外編】いつかは挑戦したい!雰囲気重視の燃料式ランタン3選
LEDランタンの便利さや安全性は魅力的ですが、キャンプに慣れてくると「本物の炎の揺らめきも体験してみたい」と思うようになるかもしれません。
ここでは、キャンプの雰囲気を格上げしてくれる燃料式ランタンを、番外編として少しだけご紹介します。
取り扱いには注意が必要ですが、手間をかける時間もまた、キャンプの醍醐味の一つです。
オイルランタン:レトロな見た目と優しい光が魅力

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ハリケーンランタンとも呼ばれ、そのクラシカルな見た目で人気の高いランタンです。
燃料には安価な灯油やパラフィンオイルを使用するため、ランニングコストが低いのが特徴。
構造がシンプルでメンテナンスしやすく、優しい光はサイトをムーディーに演出してくれます。
ただし、明るさはLEDランタンに比べて控えめなので、サブランタンとしての使用がおすすめです。
ガスランタン:マントルが放つ温かみのある大光量

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キャンプ用のガスコンロで使うOD缶や、家庭用カセットコンロのCB缶を燃料とします。
「マントル」と呼ばれる発光体を燃焼させることで、LEDにも劣らない非常に明るい光を放ちます。
ガスならではの温かみのある光は、LEDでは再現しきれない魅力があります。
ただし、マントルは衝撃に弱く消耗品である点や、気温が低いと光量が落ちやすい点には注意が必要です。
もっとキャンプが快適に!ランタンと揃えたい便利グッズ
お気に入りのランタンを手に入れたら、次はそのランタンをより快適に、そして安全に使うためのアイテムも揃えていきましょう。
ちょっとした小物があるだけで、ランタンの活躍の幅がぐっと広がります。
ランタンスタンド・ハンガー:最適な高さからサイトを照らす

メインランタンは、ただ地面に置くだけでは光が遠くまで届きません。
ランタンスタンドやハンガーを使って高い位置に吊るすことで、サイト全体を効率よく照らすことができます。
また、光に集まる虫を高い位置に誘導する効果も期待できるため、テーブル周りで快適に過ごすためにも役立ちます。
予備の電池・モバイルバッテリー:万が一の電池切れに備える
LEDランタンを使う上で、唯一の心配事が電池切れです。
楽しい夜の団らんの最中に突然明かりが消えてしまうと、せっかくの雰囲気が台無しになってしまいます。
充電式のランタンなら大容量のモバイルバッテリーを、乾電池式のランタンなら予備の電池を、必ず日数分より少し多めに用意しておきましょう。
収納ケース:繊細なランタンを安全に持ち運ぶ

ランタンは、ガラス製のホヤ(火屋)や繊細な部品が使われていることが多く、意外とデリケートなキャンプギアです。
車での移動中、荷物同士がぶつかる衝撃で壊れてしまうことも少なくありません。
専用の収納ケースや、クッション性のある素材でできた汎用ケースに入れて、安全に持ち運ぶことを心がけましょう。
初心者が知っておくべきランタンの安全な使い方と注意点
ランタンはキャンプの夜を豊かにしてくれる素晴らしい道具ですが、一歩使い方を間違えれば、重大な事故につながる危険性もはらんでいます。
特に、火を扱う燃料式のランタンを使用する際は、細心の注意が必要です。
安全にキャンプを楽しむために、以下のポイントを必ず守ってください。
テント内での火器使用は絶対NG!一酸化炭素中毒の危険性
これは最も重要なルールです。
ガス、ガソリン、オイルなど、燃料を燃焼させるタイプのランタンは、テントやスクリーンタープのような密閉された空間では絶対に使用しないでください。
換気が不十分な場所で使うと、不完全燃焼によって無色・無臭の有毒ガスである一酸化炭素が発生し、中毒に陥る危険性が非常に高くなります。
テント内で使用できるのは、LEDランタンのみと覚えておきましょう。
燃料の取り扱いと保管方法|火災を防ぐために
燃料式ランタンに燃料を補充したり、ガス缶を交換したりする際は、必ずランタンの火を消し、周囲に火の気がないことを確認してから行ってください。
また、ホワイトガソリンや灯油、ガス缶は、直射日光の当たる場所や高温になる車内に長時間放置してはいけません。
必ず風通しの良い涼しい場所で保管し、子供の手の届かないところに置くようにしましょう。
キャンプ用ランタンに関するよくある質問(Q&A)
最後に、キャンプ用ランタンについて初心者の方が抱きがちな疑問をQ&A形式でまとめました。
購入前の最終チェックとして、ぜひ参考にしてください。
Q1. メインランタンは絶対に必要ですか?
A. 必ずしも必須ではありませんが、あると格段に快適かつ安全になります。
ソロキャンプやデュオキャンプで、活動範囲が狭い場合は、500ルーメン程度の少し明るめのサブランタンで代用することも可能です。
しかし、ファミリーキャンプやグループキャンプなど、複数人で広い範囲で活動する場合は、サイト全体の状況を把握し、つまずきなどを防ぐためにも、1000ルーメン以上のメインランタンを用意することをおすすめします。
Q2. ランタンは何個くらい持っていけば良いですか?
A. **「メインランタン1個+サブランタン1~2個」**の組み合わせが理想的です。
具体的には、サイト全体を照らすメインランタン、食卓を照らすテーブルランタン、そしてテント内で使う小型ランタンの3種類があると、あらゆるシーンで不便なく過ごすことができます。
また、夜間にトイレへ行く際の持ち運び用としても、小型のランタンが一つあると非常に便利です。
Q3. LEDランタンに虫は寄ってきませんか?
A. 燃料式のランタンに比べて、虫は寄りにくいと言えます。
虫は光に含まれる紫外線に集まる習性がありますが、LEDの光には紫外線がほとんど含まれていません。
そのため、燃焼によって紫外線を発する燃料式ランタンよりも、虫を寄せ付けにくいのです。
ただし、全く寄ってこないわけではないので、より快適に過ごしたい場合は、虫除け機能が付いたモデルを選んだり、少し離れた場所に「おとり」となるランタンを置いたりする対策も有効です。
まとめ:お気に入りのランタンで、忘れられないキャンプの夜を
今回は、キャンプ初心者の方におすすめのランタンについて、選び方から具体的な製品、安全な使い方まで詳しく解説しました。
この記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 初心者の最初の一個は、安全で簡単な「LEDランタン」が最適
- 選び方のポイントは「明るさ」「点灯時間」「調光・調色」「防水性」「付加機能」の5つ
- メイン、サブ、テント用など、利用シーンに合わせて複数用意するのが理想
- 燃料式ランタンを使う際は、一酸化炭素中毒と火の取り扱いに最大限注意する
ランタンは、夜のキャンプサイトを安全に照らすだけでなく、非日常的な空間を演出し、仲間との絆を深めてくれる大切なパートナーです。
この記事を参考に、ぜひあなたにぴったりの一台を見つけて、忘れられない素敵なキャンプの夜をお過ごしください。